あざとい朝ドラ
2018年 10月 30日
久々に「広辞苑ネタ」カテでの記事更新。
特にこのカテ、アクセス数全く伸びないけど、趣味で書いてるので大丈…夫…。
特にこのカテ、アクセス数全く伸びないけど、趣味で書いてるので大丈…夫…。
それと更新といっても、本来このカテの趣旨として設定していた「無作為に語句を抽出」
するパターンは今回はパス、
実生活上で気になった「あざとい」という語句を調べてみた。
感想記事などでよく見かけるし、管理人自身もたまに使用することがある。
知ってるつもりの言葉ほど、深く考えずに使いがちだ。
もしかすると自分の思っているのとは違う意味があるのかもしれないと考え、
広辞苑で調べてみることにした。
するパターンは今回はパス、
実生活上で気になった「あざとい」という語句を調べてみた。
感想記事などでよく見かけるし、管理人自身もたまに使用することがある。
知ってるつもりの言葉ほど、深く考えずに使いがちだ。
もしかすると自分の思っているのとは違う意味があるのかもしれないと考え、
広辞苑で調べてみることにした。
あざと・い
①思慮が浅い。小利口である。
②押しが強くて、やり方が露骨で抜け目がない。
(広辞苑第7版)
①思慮が浅い。小利口である。
②押しが強くて、やり方が露骨で抜け目がない。
(広辞苑第7版)
なるほどなるほど。
ヤマアラシは「あざとい」を概ねこの①の意味で使っているつもりだが、
実をいうと、「わざとらしい」とほぼ同意語的に使っているときもあるのだ。
②の語釈にある「露骨」と似ているようにも思えるが、同じように
使ってよいものかどうか、疑問が生じてきた。
なんだか怪しいので、今後この言葉を使うときは気をつけよう。
詳しいことは専門家の方にお尋ねしてみたいものだ。
ヤマアラシは「あざとい」を概ねこの①の意味で使っているつもりだが、
実をいうと、「わざとらしい」とほぼ同意語的に使っているときもあるのだ。
②の語釈にある「露骨」と似ているようにも思えるが、同じように
使ってよいものかどうか、疑問が生じてきた。
なんだか怪しいので、今後この言葉を使うときは気をつけよう。
詳しいことは専門家の方にお尋ねしてみたいものだ。
また、②の用法の「押しが強くて」という部分は、
意外とまではいかないにしても、「あざとい」を使う際に
考慮に入れてこなかったニュアンスだ。
そこで別の辞典(明鏡国語辞典第2版)でも調べてみた。
この辞典は、広辞苑で①の用法にあたる語釈部分を「思慮深さに欠けるが、
小利口であるさま。浅はかでこざかしい。」としていた。これについては
ほぼ広辞苑と同じといってよいだろう。
一方、広辞苑で②の用法にあたる語釈は
「抜け目がなく貪欲であるさま。あくどい。」としている。「あくどい」という言葉には
「物事のやり方や性格などがどぎつくて、たちが悪いさま」
(明鏡国語辞典第2版「あくどい」①の語釈より)という意味があり、
「押しが強い」に通じる。ということは、やはり②の用法も広辞苑の語釈とほぼ同じと
いってよいだろう。
意外とまではいかないにしても、「あざとい」を使う際に
考慮に入れてこなかったニュアンスだ。
そこで別の辞典(明鏡国語辞典第2版)でも調べてみた。
この辞典は、広辞苑で①の用法にあたる語釈部分を「思慮深さに欠けるが、
小利口であるさま。浅はかでこざかしい。」としていた。これについては
ほぼ広辞苑と同じといってよいだろう。
一方、広辞苑で②の用法にあたる語釈は
「抜け目がなく貪欲であるさま。あくどい。」としている。「あくどい」という言葉には
「物事のやり方や性格などがどぎつくて、たちが悪いさま」
(明鏡国語辞典第2版「あくどい」①の語釈より)という意味があり、
「押しが強い」に通じる。ということは、やはり②の用法も広辞苑の語釈とほぼ同じと
いってよいだろう。
ということは、だ。
以前『半分、青い。』の最終回の感想を書いたときに使った
「あざとい」は、広辞苑の①の用法よりはむしろ、「物事のやり方や性格などがどぎつくて、
たちが悪いさま」という意味をもつ「あくどい」に実は近いのかもしれない。
以前『半分、青い。』の最終回の感想を書いたときに使った
「あざとい」は、広辞苑の①の用法よりはむしろ、「物事のやり方や性格などがどぎつくて、
たちが悪いさま」という意味をもつ「あくどい」に実は近いのかもしれない。
ところで、広辞苑第7版の「あざとい」と同じページに
「あさドラ」という見出しが載っていたのには思わず吹いた。
「あさドラ」という見出しが載っていたのには思わず吹いた。
by porcupine2013
| 2018-10-30 17:00
| 広辞苑ネタ