人気ブログランキング | 話題のタグを見る

漫勉 清水玲子

漫勉、第4シーズンに突入。
清水玲子先生。デビュー作こそ読んではないが、
LaLa(別冊も)読者だったころ初期の作品は何作か読んだ。
『100万ポンドの愛』とか『ヒューネラルマーチ』とか。
画力に圧倒された。
ちょうど漫画家という職業に憧れていた時期でもあったから、
絵柄を真似て描いたりもした。
丁寧で細密な絵が特徴で、『100万ポンドの愛』とかモロに
アルフォンス・ミュシャ。
アールヌーボーとかミュシャに興味を持ったのもこの先生の影響が大。
しかしSFっぽい作品にシフトしてからは次第に読まなくなっていった。
SF苦手だったから…。
ゆえに『月の子』も未読。もちろん番組で製作のプロセスを
撮影されていた『秘密―トップ・シークレット―』も未読。
番組で紹介された原稿を見た限り、ミュシャの雰囲気は
感じられなくなっているけど、
画風が30年前と大きくは変わってないように思えた。

清水先生も、ご多分にもれず萩尾望都先生の影響を
受けた(文月今日子先生や他作家の名も複数挙がっていた)
ことを浦沢直樹先生に語っていた。
萩尾望都センセといえば、『ポーの一族』の続編、
連載になったのだよね。
てっきり前後編で完結だとばかり思いこんでたから、
1月発売の月刊フラワーズ3月号も購入したんだけど。
もともと去年の10月号も読み切りのつもりで買ったら
1話完結じゃなくて「あれ?」って感じだったし、
なんか騙されたような気が…いえ、別に萩尾センセを非難している
訳では。ていうか、そもそも「春の夢」のフラワーズ掲載が
決まったときの触れ込みってどんなだったっけ?
でも、フラワーズ買っても萩尾センセ以外の作品読まないし
もったいないので、単行本化まで待つことにした。

LaLaのことに触れたついでに。
読者の感想などが載っているコーナーで、
『日出処の天子』の台詞のアテレコ企画みたいなのが
あったのを懐かしく思い出した。
王子が悲しみと怒りで足を踏み鳴らすシークエンスが、
ダンスの先生と生徒の会話に置き換えられちゃったりしてね。
面白かったな。王子には悪いけど。


by porcupine2013 | 2017-03-03 18:55 | テレビ徒然

善く隠れる者は善く生きるbyオウィディウス「悲しみの歌」


by porcupine2013